2013年2月15日金曜日

Computer History Museum から Adobe PhotoShop のソースコードが公開されました

米国のコンピュータ歴史博物館(Computer History Museum)にて Adobe PhotoShop  バージョン 1.0.1(開発当時は1990年)のソースコードが公開されました。

Computer History Museum | @CHM : Adobe Photoshop Source Code



要所の抜粋です。
With the permission of Adobe Systems Inc., the Computer History Museum is pleased to make available, for non-commercial use, the source code to the 1990 version 1.0.1 of Photoshop. All the code is here with the exception of the MacApp applications library that was licensed from Apple. There are 179 files in the zipped folder, comprising about 128,000 lines of mostly uncommented but well-structured code. By line count, about 75% of the code is in Pascal, about 15% is in 68000 assembler language, and the rest is data of various sorts. To download the code you must agree to the terms of the license.
要所を訳すと以下のように書かれてます。
コンピュータ歴史博物館はAdobeシステムから許可を得て、非商用の利用につき、1990年当時のPhotoShopバージョン1.0.1のソースコードを保管することができました。Apple社がライセンスを保持している MacAppアプリケーションのライブラリのコードをのぞき、すべてをここに公開します。ソースコードはファイル数にして179であり、ZIPフォルダに梱包されています。ソースコードの行数は128,000行もあり、ほとんどすべてのコードにはコメント行がありませんが、よく構造化されている(のでコメントがなくても可読な)ソースコードです。行数をベースにして中身についてどのような構成になっているかを述べると、およそ 75% は Pascal による記述であり、 15% は 68000 のアセンブリ言語となっています。また、残りさまざまな種類のソースコードから構成されいます。ソースコードはライセンス規約の条項に同意の元にダウンロードしてください。

所感 

多くの部分が Pascal で書かれているという事実に歴史を感じました。また、コンピュータの歴史に大きなひとつの足あとを残し、現在も現役で活躍しているプロプライエタリなソフトウェア PhotoShop のソースコードがコンピュータ歴史博物館に保管されたことには大きな意味があると思います。
あいにく、いままでこのような事例があったのかはわたしは存じ上げていないのですが、これからも商用の利用としては役目を終えた、さまざまなブラックボックスの過去が公開されていくかもしれないと考えるとワクワクします。

余談ですが、わたしが好んで使っているプログラミング言語 Ruby はオープンソース・ソフトウェアで歴史についてもさまざまな形でオープンになっています。こちらについて、ソースコードで詳しいく知りたい方は、ぜひ 温故知新 という @mrkn さんの書かれた記事もご一緒にどうぞ。